企業Webサイト(ホームページ)って必要なの?

よくWeb制作のご提案をしていて驚かれるのが、このGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)というサイトアクセス解析ツールのパフォーマンスです。
ホームページを業者に作ってもらってもどれだけの効果があるのか?と訝しがってしまう方が多いのですが、このツールを利用することにより一目瞭然となります。
これはリアルタイムで表示してくれますのでWebサイトを所有している方々は当然のように確認をしています。
時間表示も可能です。
一日でどれくらいの訪問があるのかというのはサイトを運営していれば当然気になるものですが、その効果を知るとやはり欲しくなるものです。
どうやって認知度を上げようかと悩んでいる経営者にとってはかなりの宣伝効果を期待させるものではないでしょうか?
ですが、Webサイトだけ持っていればアクセス(サイト訪問)が稼げるわけではありません。
不特定多数の方に宣伝をするとなると広告に頼る必要がありますので、費用対効果が見えずに広告を断念してしまいますが、検索でアクセスが伸ばせれば広告は要らなくなってきます。
また、検索での訪問者は商品やサービスの直接のターゲットとなりますので、実際の来店や問い合わせにもつながってまいります。
検索キーワードがわかる
サイト訪問のきっかけとなった理由がわかります。
どの参照元(検索エンジン・SNS・その他のサイト)経由で、どのようなキーワードで訪問者がサイトに流入してきたのかというのを分析すると、各ページの価値を知ることが出来ます。
参照元(検索エンジン・SNS・その他のサイト)
こちらはYahoo!の検索エンジンで検索されたというのがわかります。
この流入はサイトのターゲットにより大幅に変わってくるものです。
ちなみに当サイトは医療機関・介護施設を主なターゲットにしていますので、施設内でのパソコン環境からの流入が多いことが予想されます。
各施設はWindowsのパソコンで親しまれているYahoo!がそのまま利用されているであろうことから検索率は高くなっています。
ちなみにブログなどはSNSに同時に投稿することにより、Facebook経由が多かったり、スマホだとGoogle検索が多かったりなどサイトの特徴により大幅に変わってきます。
当サイトがSNSの流入に弱いのは、ターゲットがSNSをやっているケースが少なく、シェアしたりリンクされたりがあまりないのではと思いますが、一般向けのブログですとシェアされることが多くなったりするようです。
検索キーワード※文字ぼかし加工済
こちらは検索時にどのようなキーワードを入力してサイトに訪問してきたかがわかります。
訪問のきっかけである検索での流入を多く獲得するためにはサイトの各ページにそれなりのキーワードが必要になってまいりますし、ただキーワードを羅列しても検索エンジンに嫌われますので、訪問者が満足する内容をしっかりと記載する必要があります。
『1/4インチのドリルが売れたのはドリルが欲しかったのではなく、お客は1/4インチの穴が欲しかった』とマーケティング理論で言われますが、記事を更新していくと狙ったキーワードとは別のニーズを拾うことも可能になってきます。
地域分析
こちらは市区町村での検索流入が参考になります。
当サイトは九州地域をターゲットにしていますが、全国的な情報掲載を行っていますので他県の地域からの流入も多くあります。
検索される幅が広がるのはアクセスが増えても来ますが、問い合わせがあっても対応出来ないということもありますので、Googleマイビジネスなどでローカル戦略をとる必要があります。
ページビュー(数)解析
こちらはどのページを訪問したのかがわかります。
検索でヒットした件数や最初のページから移動して閲覧したページなどが分析出来るため、訪問者がどんなことに興味があるのかというのがわかってきます。
企業によってはページを再度分析し、もっと詳しく表現したり、少し違う方向で表現したりなどのページを設けることで更にアクセスが伸びてくるでしょう。
まとめ
企業の宣伝は不特定多数の望まぬ人も含めてチラシをまいたり、ダイレクトメールを打ったり、広告したり、また営業活動も並行して行ったりしますが、1日で興味をもって頂くのは果たして何件でしょうか。
大手企業の場合は、会社名も商品もすでにブランディングされてもいますし、継続して莫大な広告費を投じることも可能ですが、中小企業や個人経営の場合だとそうはいきません。
会社名や店舗名、医療機関名を知っていたとしてもホームページは検索されますし、知らない人への認知度を上げるためにはやはり検索で訪問してもらえるホームページを持つことが大事です。
検索してもらえるためにはいろんな情報を届ける必要があります。
更新を自身で行い、サイトを育てていくことで信頼を勝ち得ることにもつながってきますし、ターゲットのニーズを拾い上げることも可能となってきます。
企業・店舗の宣伝を行うためにホームページは必要なのです。