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2015年1月14日

IT(Information Technology)情報技術を上手く活用出来ていますか?

ITとはInformation Technology(情報技術)の略ですが、コンピューターシステムのことをITとひとくくりにして敬遠されているケースも多いのではないでしょうか?

情報化社会と言われて久しいですが、この情報を簡単に取得できる事もITであり、検索やSNSでの情報取得、情報配信サービスなどが多く利用されています。

しかも無料がほとんどです。

なぜ無料なのか?といぶかしがってしまうのですが、収益化は登録者から有料のオプションサービスをしているものもありますが、登録者の多さから影響力として評価されて広告媒体としての価値を持たせることを目指しているという事が多いと思います。

フリーペーパーのビジネスモデルのようなもので、無料配布している実績でどれだけの読者がいるという影響力から、広告掲載料で利益を得る事を目指しています。

そして、これらを使う事で、視野が広くもなり、深くもなることが出来ます。

また、今まで習慣化されていたものが、より簡単に効率的に行う事も可能となりましたが、この「より簡単に」というものがITを敬遠していることで簡単ではなかったりするのではないでしょうか。

ビジネスをしていくうえでは、計画性としてのビジョンが大事なことは言うまでもありませんが、新しい情報や技術を効率的に取り入れて市場にマッチさせたり、あるいは市場そのものを作ったりという事は企業の将来性においてITは必要不可欠な要素となります。

その上で情報取得、社内利用、情報発信などについてまとめてみます。

1,情報取得

現在でもTV新聞などは影響力が大きいメディアとなりますが、購読者や視聴者を意識するがために、万人向けの情報がメインとなっています。

また、その影響力により視聴者や購読者を誘導することも行える事から、最近では視聴者離れ、購読者減少などが懸念されています。

現在ではTVや新聞だけの情報しか取得しない方々も含めて「情報弱者」という言われ方をされていますが、万人向けの情報というのはみんなが知っているという事、そして情報として無意味なものも含まれています。

現在では多岐に渡る情報時代なので、情報の取捨選択も必要なのではないでしょうか。

今や情報サイトも数多く存在し、より特化したものが好まれている傾向を感じます。

検索をするとその傾向は顕著であり、より特化した内容のコンテンツボリュームをもつサイトが上位に表示されます。

ちなみに、当サイトは医療関連情報やWebサービスについての記事を更新しておりますので、訪問された方は当サイトが入力されたキーワードに関連する情報が多いサイトとして検索エンジンが評価をして辿りついたと考えられます。

検索では情報が偏ってしまう問題

しかし、現在では情報を取得したいけれども検索では知っているキーワードでしか検索できないという事から、情報が偏ってしまうため、定期的に情報を得られるような工夫もされています。

・知りたい情報を更新しているサイトで配信サービスを登録する

メルマガなどでもよくありますが、サイト運営側は定期的に情報を配信出来ますので、ユーザー登録出来るようにしていますが、そのようなサービスを複数登録してしまえば、メールがいろんなところから来るために、メール自体を利用しなくなってしまうという問題もあります。

・お気に入り登録をする

見たい時に見るという利用では、お気に入りとして登録をしておくと便利ですよね。

これはパソコンならよく使うブラウザにお気に入り登録をしておいたり、スマホやタブレットでもお気に入り登録やホーム画面に追加などにより、アプリのようなアイコンを作ることも可能です。

SNSの利用方法

当サイトでもSNSについてはいろいろと記事を書いておりますが、最近ではSNSも王者Facebookと差別化したものがかなり増えていて、Facebookでは友達申請というものがあるため、実際に知らない人とは繋がりにくい事もあり、真新しい情報の獲得が出来ない(どうでも良い情報ばかり)ものだという認識も広がり、別のサービスを利用している方も増えたように思います。

情報取得としてよりも友達とのプライベート空間としてや、情報を発信することだけのものなど目的に応じて複数利用している人もいるようです。

SNSは人が発信をするというものが魅力的なツールなので、いろんな人からの情報を得たいというニーズがあるのも事実ですが、友達だけの繋がりだけを楽しみたいという中では、良い情報はあまり入ってきません。

自分の情報源としてあらゆる人と繋がりたいというのであれば、SNSはいろいろと試してみると良いと思いますが、私はGoogle+をおすすめしています。

SNS としてのGoogle+

Google+はフォローをしたアカウントの投稿が閲覧しやすいため情報獲得には便利です。

情報サイトは概ねアカウントを登録していますし、特化した情報の配信をされている個人の方もいますので、気になるアカウントは全てフォロー(サークル追加)しておけば、そのアカウントが投稿した内容はストリーム(ニュースフィード・タイムラインの事)に表示されます。

また、英語で投稿すると、世界的に繋がり易いSNSですので、英語の勉強に利用したり、世界の情報を得られたりなどかなり有効なツールとしても利用できます。

関連記事:Facebookが面白くない方へのGoogle+の活用方法

2,社内利用

ペーパーレス化は進んでいますか?

記録として紙というものに頼っていたものが、IT化することによりデータとして保存や利用出来る事も習慣として変わってきましたがいかがでしょうか。

また、組織によっては、せっかくペーパーレス化を取り入れているのに、社内にIT利用が出来ない人の為という理由で紙も併行しているところもあるようですが、このパターンが一番の無駄になってしまうのではないでしょうか。

本来行っていた紙での記録(日報、週報、契約書類、会議書類などなど)をそれぞれファイル(データ)として事務室のラックに並べていたものをサーバーに保存する仕組みなのですが、これらをWebサービスで利用も可能になって来ました。

クラウド・コンピューティングの時代

記録を保存したり、引っぱり出したりする書庫の役割をするサーバーですが、これがクラウド(雲)上にあり、事務所内になくてもそこへアクセスすれば記録の出し入れが出来るものとなり、非常に便利になりました。

サーバー=金庫・クラウド=ATM

金庫を事務所に置いていたとすると、急な出し入れが必要な場合は一旦事務所に戻らなければなりませんが、ATMですとどこでも現金を出し入れが出来ます。

それと同じで、どこでも利用できて安心なシステムがクラウドサービスです。

以前はサーバーをそれぞれの企業が購入し、社内システムも構築しなければならず、高額なものであったため導入しないままIT化できていない企業は多いのではないでしょうか。

今では、サーバーを購入しなくても、サーバーを借りる事によって、低コストで利用が出来るようになりました。

無料でも利用できるものも多くありますので、試しに使ってみると良いと思います。

しかし、顧客名簿や企業秘密にして置かなければいけないものについては、無料ではデータが紛失したり漏れた時にどうしようも出来ないので、有料プランでのご契約内容をご覧いただくと良いと思います。

クラウドを信用していない方もいますが、社内においていたとしても流出の懸念がありますので、サービスとルールがしっかりとしていれば社内サーバーよりも安心です。

まずは、クラウドを試すにあたって、マイクロソフトのOfficeが無料で使えるOneDrive、文書や表計算、プレゼンテーションなどが利用できるGoogleDriveなどを利用すると良いと思います。

どちらも、アカウントを無料登録することにより、Web上で利用でき、スマホでもアプリを利用すればどこでも利用可能となるサービスです。

また、GoogleではGmailやGoogle+というSNSとも連携していますので、メッセージ機能やチャット、無料通話、TV電話、画面共有などが行えるハングアウトも利用できますので、かなり有効な業務サポートツールとなるでしょう。

3,情報発信

ビジネスを発信する際には、ターゲットに直接届ける必要があります。

ターゲットというのは、既存顧客、購買意欲のある見込顧客から、興味のある潜在顧客も含めて指すことが一般的ですが、情報を届けることが出来ていますか?

情報発信については、先にお伝えしました情報取得の方法を如何にうまく利用するかいうことといえます。

情報提供も紙媒体で行っているケースもあるとは思いますが、ペーパーレス化している現代においては、情報発信もWebで効率的に行うことを取り入れなければなりません。

広告について

BtoC(企業から個人向け)広告

もともと、BtoC(企業から個人向け)ビジネスでは、個人への情報提供は広範囲で行う事が理想とされていましたが、現代においてはどうでしょうか?

広告は情報が少なかった時代においては有効な手段であり、投資すればそれだけ回収も出来ました。

しかし、先の情報取得の項目でもお伝えした通り、個人はインターネットを利用して情報取得を広範囲で集める事が出来、広告には見向きもしない状況もありますので、広告費は投資という昔ながらの考え方だけでは回収が難しくなっているのが現状です。

広告投資さえ行えば売れるという時代ではなく、より明確にターゲットへ届ける工夫が必要となったのです。

情報の取得がインターネットで検索やSNS、メールなどで簡単に行えるものですから、購買意欲のある見込顧客はネットで調べ、相場や内容を比較検討し、問い合わせや注文をするという事が主流ともなってきています。

また、検索をしたキーワードで検索表示に広告表示させたり、ブログなどにも表示させたりなどもありますが、広告範囲の限られたバナーにサービスを表現させる簡単なものでは無い限り、なかなかクリックで誘導することは出来ません。

BtoB(企業から企業向け)広告

顧客ターゲットが企業である場合は、ターゲットが集まる展示会で配布するパンフレットや情報誌などに広告を掲載したり、ダイレクトメールなども行っていると思いますが、いかがでしょうか?

費用対効果として考えた場合、無いよりあったほうが良いというレベルで、あまり効果が無いと考えられます。

営業力(売る力)と広告がセットになって初めて契約という流れになりますので、広告よりも営業力の強化が優先されるものです。

しかし、企業が取引先を考えるにあたっても、既存の取引先を重視したり、または紹介されたりもありますが、インターネットで検索する事が一般的になってきています。

企業も各担当者がパートナー企業を選択する場合、資料提供や見積提出もメールで行ったりしますし、「Faxではなくメール」でと指定されることも十分に考えられます。

ここでもペーパーレス化していれば、紙媒体でもらっても置き場所に困ることにもなりかねませんので、出来れば効率的にWeb重視で考えていくことをお勧めいたします。

ホームページを情報発信ツールにする

情報発信の前提としては検索で表示させられるコンテンツ(内容)をもったホームページが必要となります。

どんな商品なのか、どんな企業なのか、どんなサービスなのか、どんな人に向けた情報なのかをしっかりと書き込み、検索される価値のあるホームページを持っておくことが第一です。

そして、そのホームページは記事を自由に書き込めるものでなければ新しい情報を記載出来ませんので、ブログツールを使ったものであり、かつスマホやタブレットの画面サイズに最適化されたものでなければなりません。(弊社提供ホームページの特徴でもあります。)

また、SNSや情報サイトで取り上げられるように興味を持たせる内容のページを作成することもポイントですし、企業の大小にかかわらず、顧客に対しての情報を盛り込んだホームページを持っていないと信頼を失うことにもなってしまいます。

ターゲットが辿り着けるホームページを作るためには、プレゼンをするようにしっかりと記入してコンテンツの充実を行うことが最大のテーマであるといっても過言ではありません。

SNSを利用する

情報取得の方法でSNSで「口コミ」効果を利用することも必要となります。

情報取得のために利用しているアカウントを情報発信のアカウントとしても活用するということです。

しかし、SNSは交流による親近感が構築される場所ですから、ビジネスを発信していても交流がほとんどない場合は、迷惑がられてしまいます。

また、Facebookのようにプライベートが好まれる場所として利用したりすれば、ビジネス発信もしにくくなってしまうものです。

ですので、そのサービスを使うことで喜ぶであろう人たち(ターゲットや業界の方)と交流し、意見交換が出来るような環境の構築を行う事も営業の一つの手法です。

交流がなく、ただ発信するだけの投稿は無機質であり、そこに人が感じられないと共感は得られませんので、かつて営業マンは「足で稼げ」「商品よりも人柄」と言われていたものをSNSでも同じように行う事をすべきではないでしょうか。

まとめ

ビジネスはニーズに併せて手法を変えていかなくてはなりません。

ITという言葉だけで苦手意識をもってしまうと、どんどん時代に乗り遅れてしまいます。

低コストや無料で利用できるものをうまく活用してビジネスを好循環させるようにするためには、知識や環境も必要となります。

IT活用のお手伝いもさせて頂いておりますので、興味がございましたら是非お問い合わせください。