ホームページを検索上位表示にするために知っておくこと

検索表示の仕組み
現在では調べたい事があった場合、パソコン、スマホやタブレットでブラウザ(IE、Chrome、Safariなど)に知りたいキーワードを入力する事で、いろんな情報が直ぐに検索出来るようになりました。
この表示される仕組みは、検索エンジンと呼ばれるものが、インターネットに公開された情報をある法則(アルゴリズム)をもって順位を決定し、表示させます。
この検索エンジンも日々進化しており、今や調べたい内容のものが最初の1ページ目で表示される事も多くなってきたのではないでしょうか。
そもそも、検索しても知りたい内容とかけ離れた表示結果であればここまでインターネットの普及はなかったのかもしれません。
検索エンジンは検索する側の視点に立ち、すぐに情報を引っ張り出してくれるというサービスを追求したものですから、情報を公開した側のテクニックをいとも簡単に上回る対策を施してきます。
例えば、よくつかわれていたテクニックに外部リンク(他のサイトにリンクを貼ってもらう)というものがありました。
当時の検索エンジンは、目的のサイトを評価するために、他のサイトがリンクを貼る事で、人気があるかのような基準があり、一定の評価をしていました。
しかし、これを悪用してSEO(上位表示させる方法)対策と称し、無料ブログなどで稚拙なリンク集をつくる業者が増え、検索表示が荒らされてしまう(内容の薄っぺらいサイトが上位表示される)事となったことから、現在では検索エンジンもアルゴリズムを改善し、排除出来るようにしたのです。
検索する視点で優良な情報が記載されているサイトを上位に表示させようとする検索エンジンですから、上位表示させるには【優良なコンテンツ】が必要という事が大前提となります。
優良なコンテンツとは
検索した側が、サイトを閲覧し満足する事が優良なコンテンツとしての評価を受けます。
まず、公共性の高いサイトはサイトのページランクというものが高くなっているため、必ず上位表示されます。
公共性の高いサイトというのは、各省庁や自治体のサイト、インフラ関連、交通機関、新聞やTVのニュース、Wikipedia、観光(情報)サイトなど一般的に情報の元となりえるサイトの事を指します。
例えば【福岡】と検索した時に上位表示されるのは、福岡の最新ニュース、福岡県庁サイト、福岡空港、Wikipedia、福岡情報サイト、福岡大学などです。
検索キーワードが短い場合や検索されやすいビッグキーワードは、このような公共性のあるサイトが予めページランクを上位にしている為、表示が優先されてくる形となりますが、そうでない場合は、やはり情報量の多いサイトや今までに閲覧されて高評価を得ているサイトが優先されます。
地名から飲食店を探す場合などは、地名や住所、店舗名などの多くの情報を持っているサイト(食べログ)などが当然上位に来ますし、まとめサイトなどが高評価を得やすいため上位に来たりします。
まとめサイトなどは、ほとんどコピーやリンクに頼ったサイトなのですが、閲覧者が情報として読みやすい事から、じっくりと読んだという実績やSNSやブログ等で紹介される(自然リンクされる)ケースも多く、評価が高くなるのです。
このように、優良なコンテンツとは、サイト閲覧者が満足な情報を得られたか、広められるに値する評価としての自然発生したリンクがあるのかというのが目安となりますので、情報を載せたページの『数』としっかりと閲覧者を満足させるだけの『質』を意識したサイトの構築が重要となってまいります。
上位表示されるホームページを作るために
ホームページ作成の目的は『集客』が第一となりますが、ターゲットとなる客が知りたい内容を掘り起こし、文面化して、ページ構成を考えます。
マーケティングをしっかりと行って、客のニーズ(検索キーワード)をピックアップし、ページを作成してキーワード強化を図る事となるのですが、このような事を行うと時間と費用が掛ってしまい、頓挫してしまった話もよく聞きます。
自作や無料ブログを利用したサイトの場合、この事を知らずにデザイン等に時間をかけたり、ページを更新しても全く違う方向へ行ってしまい、ターゲットに届かないサイトとなるケースもよくありがちです。
Webサイトを作成するときには、必ず上記のようなディレクションを行わなければなりません。
ターゲットに届く為の方向性を見据えたデザインでなければいけませんし、更新していく内容とページ配置を予め想定した構成が必要となります。
基本的に、ターゲットがサイトに訪問する導線設計をしなければ良いホームページにはならないからです。
売り込みたいものが、男性・女性・年齢層・収入層・地域・ユーザー環境などの設定を行っているでしょうから、そのターゲットを具体的に絞る事からはじまります。
そして、そのターゲットが検索するであろう内容を『痒いところに手が届く』ように記載する工夫が必要となります。
検索する側は、本当に知りたい内容に届くように検索キーワードを入力しますので、いろんな表現を用い、尚且つ読みやすいページを多く持つ事で上位検索表示がされやすくなるのです。
このように、ページの『質』と『量』が重要であるという視点から、ホームページはページを構築し易いブログ型にシフトされています。
アフィリエイト(広告収入の為のサイト)と勘違いされるような無料ブログではなく、オリジナルのドメインとサイトデザインで作成するブログ型ツールです。
既存のホームページをブログツールでリニューアルしたりなども行えるため、更新費用を考えると安価で済む事も可能です。
新しい情報ページをブログやSNSのように簡単に更新する事が出来、どんどん情報の発信が可能となりますので、情報量は蓄積されていきます。
ターゲットを意識したページを多く持つ事で、ターゲットが検索してきたときに上位表示されやすくなるのです。
また、動画や画像を用いて面白いコンテンツやインパクトを持たせる事で、SNSでの拡散も期待できます。
今や検索する側も目が肥えてきたところもあり、訪問者を満足させる為のコンテンツの充実は最大のテーマとなっていますので、ネタは常に考えていく必要がありますが、まずは更新していくことから慣れていく事をお勧め致します。
付録:検索以外の方法で集客したい場合
例えば、コラーゲンを販売したい場合は、ターゲットは美肌を意識する30~50代の女性となりますが、このターゲットがどのようにしてサイトへ訪問するのかの導線設計をしなければなりません。
この30代~50代の女性というターゲットは、特に美容という意識があるので、美のイメージ設計は言うまでもありませんが、訪問すらされなければ美を意識したイメージ画像も意味が無くなってしまいます。
また、イメージ画像は文字認識が出来ない為、検索エンジンは評価出来ませんし、もちろん、美肌効果などはきっちりとした専門家のエビデンスをもったコラーゲンが美容に良いという確かな情報を記載していなければ、検索しても上位表示にはなりえません。
この場合は、ターゲットが検索するよりもイメージで購買すると考えられますので、うんちくをびっしりと記載された文字情報コンテンツよりも、広告的なイメージ戦略の方が重要視されます。
このような事から、商品とターゲットを考えた場合、画像で見せる事を優先的に行い、広告費をかけて認知度を上げクリックを誘導するか、SNSの口コミ対策をするかという方向性となります。
インターネットでのECショップ運営は費用対効果を健全にしていかなければなりませんので、予め商品の粗利率を高く設定する事も大事となってきます。