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2014年7月9日

営業職はなぜブログを書かないのか?

ホワイトカラーが減少傾向にあると言われている昨今、営業職はどのようになってくるのでしょうか。

営業職と言えば、一般的には商取引の発生に係る業務を主に担当し、お客様の窓口となり、会社の顔となる役割が期待される職業です。

企業によって、その役割は様々ではありますが、商取引がインターネットにとって変わってきている現状からすると、今後厳しい職業である事は間違いありません。

営業職はバブル全盛期には、花形職とも言われていました。

その頃までは、顧客も営業マンの質を頼りに商取引を行う事がほとんどだったのではないでしょうか。

景気が良く、財布のひもは緩み、終身雇用・年功序列が約束され、マインドも高かったと考えられます。

しかし、今は顧客自身がこの営業職の役割をネットに求めている時代となりました。

①商取引の発生にかかわる業務
②お客様窓口
③会社の顔

これらの役割をWebにシフトしている企業は多くなってきています。

それは、顧客が欲しいものをより安く・早く手に入れようと考えた時にインターネットに求めようとしいる傾向があるからです。

顧客ニーズに応えてシフトしていく事は企業存続において避けて通れません。

営業職は固定費が高額であり、その高額を予算に組まれているがゆえに高い買い物になってしまう事は広く知られています。

営業職はその分、ノルマを抱え、顧客ニーズに応える事よりも優先した押し売り営業となってしまうかもしれません。

取り扱っている商品がずば抜けて良いものであれば、顧客ニーズは高く、売上も安定されますので、営業職も安定した売り上げを期待できますが、そのケースは稀となっているのではないでしょうか。

しかし、営業職は顧客の相談相手でもありますので、コンサルティング要素が必要であり、その業界や商品に精通した知識と経験と人脈をもって、顧客満足サービスを行う事が重要ともなります。

営業スキルというのは、このコンサルティング要素が欠かせないものです。

実際に顧客と話してきた経験から、多くの相談事を解決してきたのであれば、それは財産であり、付加価値となります。

SNSで営業活動は出来る?

以前、『Facebookで就活』というのがもてはやされましたが、現在はどうでしょうか?

当然、Facebookがきっかけで転職したりというのはあるかもしれませんが、公私混同を避ける傾向があるFacebookではなかなか難しいところがあるように思えます。

Facebookでの営業活動も、私的な付き合いが優先されるが為に、営業職が自社の商品をPRする事があまり良く思われていないのと、広告のような形となってしまう為『いいね』を押してもらえない傾向があり、営業的な投稿を避けて私的な割り切りをもって利用しているユーザーが多いのです。

これは商品のターゲットではない不特定多数の人に広告をすれば、まったくターゲットではない人からすると迷惑な行為となってしまいます。

また、現在の営業職の方がどれだけ愛社精神をもち、自社の商品をPR出来るかというのも関係してくるのかもしれません。

企業用公式サイトから記事を投稿する

SNSで営業活動が出来ない理由を踏まえると、不特定多数ではなく、実際のターゲットに直接働きかける検索表示を目指すべきです。

顧客が買い求めたきっかけや、相談された事等を記事にする事で、検索したターゲットがホームページを訪れます。

企業用のホームページの目指すべきスタイルは

①商取引の発生にかかわる業務
②お客様窓口
③会社の顔

なのです。

ですから、営業職は率先して記事を投稿し、営業活動をブログで行う事も必要なのではないでしょうか。

上司から営業職は自分を売り込む事が大事だと言われながら、自分の名前を公表してブログを書けとは言われません。

企業トップがWebマーケティングを取り入れない限りは、そのような指示はあり得ないでしょう。

ホームページすらない企業は、あまりにも独占企業であるため広告の必要が無いのか、単に無頓着なのか、又はビジネスを公表出来ないような業種なのかと捉えられても仕方のないことです。

ターゲットがインターネット検索しないようなご年配という事が理由であれば、その企業はあと何年続けて行くつもりなのでしょうか?

あと数年もすれば、そのターゲットもネット検索利用者が多くなっているとは考えないのでしょうか?

会社が持たないのであれば、営業職である自分自身のポートフォリオ(自らの持つ様々な種類のものをひとまとめにして一覧できるようにしたもの)として自身のブログを書いてみてはいかがでしょうか。

そうする事で今後、起業や転職をする際に役立つものとなり、自分自身の財産にもなってくるかもしれません。