キーワード検索|表示順位変動の考えられる3つの理由

Webサイトの表示順位が変動する理由は幾つも考えられます。
最近はご自身でWEBサイトの管理をされている方も多く、ホームページタイトル(企業名やサイト名)等ではなく、アクセスを稼ぐ為のサービスやターゲットのニーズを意識した検索キーワードの順位を私も一喜一憂もしながら検証しておりますので気付いた点を記載致します。
特に最近では、検索エンジンもより活発に快適な検索結果を求める為の対策を講じていますので、検索エンジンの中の人ではない弊社がWEBサイトの管理を行っている上での一つの考察となります。
1、ブラウザによるパーソナライズ
まず、大前提として、検索ブラウザによるパーソナライズ(個々による検索表示の違い)があるという事を知っておく必要があります。
自分の良く使うパソコンで検索したら上位なのが、他の人のパソコンでは全く表示されていない(数ページ目)という事は良くありますよね。
これは、利用するブラウザのアカウントがユーザーの趣味嗜好・思想が反映されている結果上位表示となるという事なのですが、ご自分のブラウザである特定のキーワードでチェックしていると、アクセスした回数が多いサイトが優先されて表示されたり、メールや検索で使われるキーワードが検索した結果に反映されるという癖を持っているという事なのです。
これをパーソナライズと言います。
2、優良サイトを検索結果に反映させるための順位変動
日々多くのサイトが記事を更新しておりますが、その環境の中で検索エンジンは、より確かな情報、影響力を持たせるコンテンツはどのページなのか?ということを把握しなければなりません。
ただ単にトータルアクセス数が多い順ばかりだと、閲覧回数の多い歴史の古いページばかりが上位表示されてしまいますので、検索エンジンはより良い検索表示をさせる為に常に進化しているのです。
記事を更新したときには、アクセスが増えるという現象が良くあると思いますが、検索エンジンは、最新の記事をテスト的に上位表示をさせ、閲覧者の反応を分析しています。
特定のキーワードに対して、よりパーソナライズされているユーザー(趣味嗜好が合う=知識が豊富)や一般的なユーザーがどれくらいの時間やページを見ているか分析した結果を反映させるような工夫をする事により、より優良なコンテンツを探し当て上位表示されるような仕組みと考えられます。
これにより検索結果を活性化させ、検索結果の変動をあえてさせるという※アップデートを定期的に行っているのです。
また、複数のサイトが同じようなコンテンツ(コピー&ペーストだったり?)だとした場合については、検索キーワードをサイトトータルで分析します。
特定のキーワードに対してAのサイトが10ページあり、Bのサイトが1ページしかないのであれば、Aのサイトの情報量を優先させる結果となり、より閲覧数が多い(信頼されている)サイトとして上位認識していると考えられます。
※最新のアップデート
米Google 特別エンジニア・マットカッツ氏は2014年5月20日、パンダアップデート 4.0 をロールアウトし、検索アルゴリズムの更新を開始したことを明らかにした。内容が薄く低品質なコンテンツが検索上位に表示されないようにするとともに、高品質なサイトが関連するキーワードで適切に上位に表示されるようにするための、コンテンツ品質評価に関連する検索アルゴリズムの一連の更新を指す。
3、低品質サイト対策による順位変動
過去に、他のサイトから紹介される数が多いと評価される事から”外部リンク数”がSEO対策には必須であると云われていましたが、SEO専門業者がその為だけのサイトを大量に作った結果、それらは排除されて順位が大幅に下落したという事がありました。
無料ブログに外部リンクをするためだけのサイトでしたので、低品質なサイトとして認識されてしまい、無料ブログ運営会社も削除を余儀なくされたようです。
詳細⇒朝日新聞記事『検索上位がいきなり圏外 「自演」許さぬグーグル』
その影響から、外部リンクによるSEO対策を行ったサイトは評価を下げてしまったという結果順位の変動が起こったと考えられます。
表示順位変動のまとめ
Google は、検索者がピンポイントで情報を閲覧し易いようなシステムにする為に、すべてのクエリ(検索)に対して関連性の高い結果を表示するように日々開発を続けています。
また、検索表示結果の変動は、当然そのキーワードの人気度にも左右され、上位争奪戦が厳しいキーワードについては、当然記事も多く更新され、より情報量の多い信頼できるページを表示させるために変動を繰り返す事が予想されます。
逆にあまり人気のないキーワード(ニッチなニーズも含む)については、記事の更新が頻繁ではない為に順位の変動が少ない事と考えられます。
ですから、如何に情報量としての記事(テキスト文字)をキーワードを含めた形でわかりやすく表現するという事と、更新頻度を高める事が大事であるかというのも見えてまいりますので、Webサイトについてはデザイナーにきれいに作成された画像ばかり貼っていて、記事の情報量が少なく、更新されていないものはアクセスが非常に少なくなってしまいます。
最後に参考として、客観的な指標としてキーワード順位を確認出来るサービスをご紹介致します。
こちらは調べたいサイトのURLを入力して、その分析情報を得られる便利なサイトです。
URLを入力し、チェックを押すと、下記のページに変わりますので、そこで気になるキーワードを入力しますと、YahooとGoogleの順位が出てまいります。
大変参考になるので一度お試しください。