各ソーシャルメディアの特徴からみたGoogle+

Facebookに代表されるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)とGoogleに代表される検索エンジンによる情報検索サービスにおいては、閲覧者に影響を与えるサービス(広告宣伝効果)はどのような形態が理想であるのか?というのが比較する上でテーマになるかと思います。
Facebookは実名公開が大前提のサービスですので、コミュニティーを形成している投稿者の人間性によりコンテンツの信頼性が測られます。『この人が言うのだから間違いない』という口コミと同じ効果を得られる事が最大の利点なのではないでしょうか。
一方、GoogleやYahoo(両者とも検索エンジンはGoogle)で検索して得た情報というのは、著者の人間性(会社)を知らない事が多く、その信頼性に欠けてしまうところは否めません。
数的・論理的に検索を引っ張り上げる検索エンジンを作ったGoogleが左脳に対してのサービスならば、総合的な感性に訴えられるSNSは右脳に対するサービスであるといえるのではないでしょうか。
また、mixiにおいては、検索にあえて引っかからない仕組み(noindex,nofollow)にしていますので、コミュニティーに限定した情報公開型サービスという安心感というのが売りであり、アメブロについては、検索に引っかかり、尚且つカスタマイズでホームページのように利用でき、ペタや読者登録によりコミュニティーを形成するというサービスが特徴です。
ネットユーザーの中でも、全てのサービスを上手く利用し、多くの読者を獲得して影響力を持たせる事が出来る方もいますが、そこまでの時間と労力はかけられない方がほとんどです。
ですから、慣れた場所(サービス)でコミュニティーを維持し、特化した影響力を確保をしているという方が増え、サービスの多様化を迎えているのかもしれません。
その中で、ビジネスに特化(当サイトはWEB事業推進を目的にしています)した影響力を持つ為のサービスとしてLinkdein(リンクトイン)があります。
こちらは、ユーザー自身がビジネスとして売り込みを行い、パートナーを探したり、顧客斡旋を行ったりなどが最大の利点で、独自の特化したスキルをもつフリーランスがビジネスにつなげるコミュニティーの形成を行う場として人気のあるサービスです。
このようなコミュニティー形成のソーシャル・ネットワーキング・サービスの多様化を迎え、『人脈情報サービスは情報検索サービスを上回る価値がある』という危機感から、GoogleもSNSサービスを行ったのがGoogle+(グーグルプラス)なのです。
それぞれの特徴をもち、支持されるユーザーがいる中で、さすがのGoogleも新たなSNS参入というのは厳しいスタートだったようですが、ここにきてGoogleならではの特徴というのが見えてきたようです。
現在確認できているのが、Google検索においてのインデックスの速さと、リンク記事よりも上位に表示される(法則はいまだ解明できていませんが)ケースもあり、最新の情報をすぐさまインデックスされるというのは、かなりのメリットとなります。
なおかつ、SNSとしてのサークル形成やフォローのしやすさ(基本的に挨拶はいらない)があり、友達・知人・家族・サークルとフォローという使い分けが充実しています。
検索エンジン・ブラウザ・OS・ドライブ・Youtube・Gmail・カレンダー・AndoridOS等のサービスをもつGoogleが、この強みを活かした集約型SNSというより、総合ソーシャルメディアというカテゴリーを形成していくのではないでしょうか。
投稿する自身の個人情報保護という守りよりも存在を強くPRする攻めを行うのであれば、Google+は絶大なるパートナーとなるかもしれません。